ACP(普及編)元気な人にどう伝える?~地域住民、まずあなたの隣の人に伝えよう!~

 看護師 古川

 宮崎県看護協会まちの保健室協力員等4地区合同研修会へ参加しました。

 ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは人生会議であり、結論よりふだんの生活でどのような話をしたかが大切である。コロナを機に一時 ACP にとても注目された時期があったが、時間と共に意識が薄れてきている。

 ACPは年齢に関係なく、生前話をしていた事を思い出したり、伝えたりする中で事実は事実と受け止め・伝える事が時には亡くなられた後の家族の心のケアにも繋がる。病院に入院などで来られる前に、身近な人から浸透させていくとなると外来での関りなどはとても大切な役割になってくる。特に当院などの地域医療を提供する病院はかかりつけの患者様、顔見知りの患者様がほとんどである。

 また「近しい人」とは家族や親族とは限らず、親しい友人でも可能であり、一緒に関わる時間、生活した時間の中で考えや思いが経過とともに変わった事を知っている人が含まれるとガイドラインなどにも提示されている。認知症の方の意思決定支援も本人に代わって第三者が「代理代行決定」を示すものではなく、周りが本人を支援して決める。あくまでも本人の視点で支援する事であり、意思を伝えられる時の暮らしぶりや大切にしていたことは何か、暮らしの中でどんなことを話していたかを振り返ることが大切になる。

 医療者は尊重・共感することは必要であるが患者様本人だけではなく、時には家族の事も考え支援しなければならない。本人の言葉の奥底には何があるのかを考え普段から関係性を構築し、コミュニケーション能力も必要となってくる。

 ACPは悩みながら心揺れながらなので迷い、決められないのが当然である。都度話し合った事を記録として残しておくことも必要。元気な時は中々話の話題にしにくいが、しっかり意思が伝えられる時にどう暮らし、どう生き抜くか「どう死ぬか」より「どう生きるか」について考えたくさん話をして、少しずつ周りに繋いでいくことで地域に広がる人生会議になると感じた。

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