理学療法士の福岡です。
今回は特に高齢者のリハビリについて触れたいと思います。
通常リハビリテーションのことを短縮して「リハビリ」と言います。リハビリの「リ」は日本語でいうと、「再び」という意味になります。「ハビリ」は、「できる・可能な・適した」といった、ラテン語の「ハビリス」の意味になります。簡単にいえば、「再び適した状態にする」といった意味と言われます。
一般のリハビリでイメージするのはきっと、訓練室で肩や腰・膝などの治療をするとか、脳梗塞の方が訓練室で歩行訓練やマッサージをすることだろうと思います。
高齢者の場合は、訓練室の運動だけしてもなかなか日常で「再び適した状態にする」ことは難しいのが現状です。生活上で訓練している機能を使って生活することがなければ、もどらないのです。
これを「生活リハビリテーション」短縮して「生活リハビリ」と言います。
高齢者の場合は「機能訓練」+「生活リハビリ」の両輪が上手く機能して初めて「再び適した状態にする」ことができるのです。これは、私たちリハビリテーションの専門スタッフに加え、生活を支える看護師さん・補助士さんと連携し成せるものです。そして、この日々の練習は患者様が自信を得られるように励ましながら、忍耐と反復をもって相対することが重要です。
加えて重要なのが「環境設定」です。車椅子や杖・歩行器・ベッド・ポータブルトイレ・特殊な手すりなど、今は様々な自立支援用品があります。
多くの方は、「できなくなってつらい」「若い人に迷惑かけたくない」「できるようになるのかな」と遠慮しています。少しでも、心の負担を少なくし、高齢者の自立をサポートするこれらの道具は、なくてはならない存在です。

