医療安全リスクマネージメントチーム 外来副師長 柞木
令和8年7月31日、当院において「令和8年度 第1回 医療安全研修会」を開催し、医師・看護師・医療技術職・事務職など、多くの職員が参加しました。
今回の研修では、「令和7年度インシデント・アクシデントレポート集計報告」「医療訴訟」「インシデント・アクシデントレポートのリニューアル」をテーマに講義を行いました。
研修では、まず令和7年度に提出されたインシデント・アクシデントレポートの集計結果をもとに、院内で発生した事例の傾向や課題について報告しました。転倒・転落や薬剤、検査、皮膚損傷などの事例を振り返り、「インシデントレポートは責任を追及するためのものではなく、事故を未然に防ぎ、医療の質と安全性を向上させるための大切な情報である」ことを職員へ伝えました。
続いて、実際の医療訴訟事例を紹介し、患者さんへの適切な説明や安全確認、そして診療録や看護記録を正確に残すことの重要性について説明しました。日頃から基本的な安全確認を徹底し、小さな気づきや「ヒヤリ」とした出来事を見逃さず報告することが、重大な医療事故の防止につながることを改めて共有しました。
また、新たに導入するインシデント・アクシデントレポートについても説明を行いました。新様式では、報告項目を整理し、入力しやすい方法へ見直すことで、職員の負担軽減と報告しやすい環境づくりを目指しています。収集した情報を分析・共有し、再発防止策へつなげることで、より安全な医療の提供に活用していくことを説明しました。
研修の最後に、「医療安全は特定の部署だけが取り組むものではなく、すべての職員が共通の意識を持ち、それぞれの立場で実践することが重要です」と呼びかけました。
当院では、今後も継続的に医療安全研修を実施し、職員一人ひとりの安全意識の向上に努めるとともに、患者さんが安心して医療を受けられる環境づくりを推進してまいります。


