理学療法士の福岡です。
今回は「リハビリの先生」について触れたいと思います。
私たちは理学療法士という「士」なので、医師・看護師・薬剤師のように「師」ではありません。どちらかというと、患者様に寄り添って回復のお手伝いをする伴奏型の「セラピスト」と言われるイメージだと思います。
それでも、患者様からはよく、「リハビリの先生」と言われることがあります。他の職種の方も「リハビリの先生に聞いてみましょっかね~」(西諸弁で)というのを耳にします。
自分は「先生」という感覚はないのですが、状況的には、「先生ポジション」の方が、リハビリがスムーズにいく関係性が取れる場合もあります。
なぜ「先生」と言われることがあるのかというと、いろんな理由があるとは思いますが、大きな要素の一つとして「理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は補助的診断の一部を担うことができる」といったような法的な文言があるためだと考えられます。
そうです、医師の診断の補助が認められているんです。
身体障害者手帳の計測や麻痺症状の状況把握、高次脳機能障害・認知症状の状況確認・日常生活動動作が困難な原因を評価、摂食嚥下機能評価、家屋状況調査、生活・運動指導など、リハビリ職員が専門性を発揮する場面が多々あります。
時には、症状やリハビリの特殊性から、患者様やご家族様に直接専門的な説明をさせていただく場合もあります。
そうは言っても、これらは主治医をはじめ、看護師さん、看護補助士さん、相談員さん、栄養士さん、調理師さん、事務スタッフさん、医療事務さん、守衛さんなど多くのスタッフさんと連携しながら病院は動いていますから、誰が欠けても困ります。
お互いが教え合いながら「先生」になっていると思います。
病院にいて私を見ると、「ただマッサージをしている人」と映る方もいらっしゃるようです。しかし、私はただマッサージをしているだけの理学療法士はいないと思っています。そこには、「ここを動かせるようになれば、良くなるのではないか?」という評価が伴っているからです。
そして、「患者様が早く元気になるためにはどうしたら良いか?」を考え働いています。
という事は、実は「患者様が私たちの先生」なんですよね。
私からすると、リハビリの先生は「患者様」という事になります。
リハビリテーション室 福岡

