生化学検査の結果に時間がかかる理由について― 血液が固まるまでの時間 ―

検査室

 血液検査は採血後、すぐに機器で測定されていると思われがちですが、実際にはそうではありません。

 検査結果が出るまでの待ち時間には、いくつかの工程があり、その一つに「血液が固まるまでの時間(凝固時間)」があります。

 生化学検査では、採血後すぐに測定を行うのではなく、まず血液を固める必要があります。通常、血液が固まるまでには約10~15分程度かかります。

 これは、凝固を促進する専用の採血管を使用しているためで、通常の状態(約30分)よりも時間が短縮されています。

 しかし、この凝固時間には個人差があり、以下のような要因によって時間が長くなることがあります。

・血液の状態(凝固因子の働き)に異常がある場合

・血液を固まりにくくする薬(いわゆる“血液をサラサラにする薬”)を服用されている場合

 このように、患者様ごとに血液の固まりやすさが異なるため、検査結果の待ち時間にも差が生じることがあります。

 なお、「血液を固める働き」に関わるタンパク質は凝固因子と呼ばれ、血管が傷ついた際に出血を止める重要な役割を担っていま検査の正確性を保つために必要な工程となりますので、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。

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