暑い季節の脱水対策に「経口補水液」を正しく使いましょう

外来

 暑さが厳しくなる季節は、熱中症や体調不良による脱水が心配になります。

 脱水対策として「経口補水液」が広く知られるようになりましたが、「体に良い飲み物だから毎日飲めば安心」と思っていませんか?

 実は、経口補水液は脱水時の水分・電解質補給を目的とした飲料であり、日常的な水分補給のための飲み物ではありません。特に、高血圧や糖尿病などの持病がある方は、使用方法に注意が必要です。

経口補水液とは?

 経口補水液は、水分とともにナトリウム(塩分)・カリウム・ブドウ糖(糖質)などをバランスよく配合した飲料です。

 発熱や下痢、嘔吐、大量の発汗などによる脱水時に、水分や電解質を効率よく補給できるよう作られています。

 代表的な経口補水液であるOS-1(オーエスワン)500mLには、約1.5gの食塩相当量と約9gの糖質が含まれています。

高血圧・心不全の方へ

 経口補水液には、スポーツドリンクより多くの塩分が含まれています。

 そのため、高血圧や心不全で減塩を指導されている方が日常的に飲み続けると、塩分の摂り過ぎとなり、血圧の上昇や体調悪化につながることがあります。

 普段の水分補給は、水や麦茶を基本とし、経口補水液は脱水時や医師の指示がある場合に使用しましょう。

糖尿病・肥満の方へ

 経口補水液には糖質も含まれています。

 スポーツドリンクほど多くはありませんが、飲み過ぎると血糖値の上昇や体重増加につながる可能性があります。

 糖尿病や肥満で治療中の方は、自己判断で大量に飲まず、医師や薬剤師にご相談ください。

「飲む点滴」でも、毎日飲むものではありません

 経口補水液は「飲む点滴」と呼ばれることがありますが、医療現場では脱水状態を改善するための飲料として使用されています。

次のような場合に利用しましょう。

  • 発熱や下痢、嘔吐があるとき
  • 大量に汗をかいたとき
  • 医師から勧められたとき

普段の水分補給には、水や麦茶などがおすすめです。

当院でもOS-1を販売しています

高原病院では、脱水時の水分補給に適したOS-1(オーエスワン)を取り扱っています。

  • OS-1(飲料タイプ)
  • OS-1ゼリー(ゼリータイプ)

 ゼリータイプは、飲み込みに不安のある方や、一度にたくさん飲めない方にもおすすめです。

 購入をご希望の方や、どちらを選べばよいか迷われる方は、お気軽に受付またはスタッフへお声掛けください。

まとめ

 経口補水液は、脱水時に水分と電解質を効率よく補給できる優れた飲料ですが、塩分や糖質が含まれているため、飲み方には注意が必要です。

 特に、高血圧・心不全・糖尿病・肥満などの持病がある方は、自己判断で日常的に飲み続けることは避け、必要に応じて医師や薬剤師へご相談ください。

 暑い季節を元気に過ごすためにも、正しい知識で経口補水液を上手に活用し、熱中症や脱水を予防しましょう。

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