高齢の方がお餅を食べる際の注意点

病棟

 お正月や季節の行事の時期になると、お餅を食べる機会が増えてきます。
一方で、毎年この時期には「お餅が喉につまった」という事故が多く報告されています。

 お餅は粘りが強く、喉や気道に張りつきやすい食品です。そのため、特に高齢の方や嚥下機能が低下している方にとっては注意が必要です。また、入れ歯の状態やその日の体調によって、噛みにくさや飲み込みにくさが生じることもあります。

 安全にお餅を楽しむために、次の点にご注意ください。

・一口を小さく切る
・よく噛んでから飲み込む
・急いで食べず、落ち着いた姿勢で食事をする
・お茶や汁物と一緒に、無理のない量で食べる
・心配な場合は、刻み餅や餅風の食品を選ぶ

 また、食事中に「飲み込みにくい」「喉につかえる感じがする」などの違和感がある場合は、無理をせず、すぐに食事を中止してください。

 ご自身やご家族の体調に合わせて工夫し、安全にお餅をお楽しみください。

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