年齢を重ねると、骨のカルシウムやたんぱく質が減少し、骨がスカスカになる「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」のリスクが高くなります。骨がもろくなると、軽く転んだだけでも骨折につながることがあります。
特に女性は閉経後、ホルモンの減少により骨量が急激に低下するため注意が必要です。男性も例外ではなく、加齢・運動不足・過度な飲酒・喫煙などが原因で骨密度が低下します。
★ 骨粗鬆症の主なサイン
- 背中や腰の痛み
- 背が低くなった気がする
- 背中が丸くなってきた
- 軽い転倒で骨折してしまった
上記のような症状がある場合は、一度「骨密度検査」を受けてみましょう。検査は短時間で痛みもなく受けられます。
検査費用(骨密度検査)
- 1割負担:140円
- 3割負担:420円
※初診料・再診料は別途必要です。
★ 骨を丈夫にする生活習慣
- カルシウム:牛乳・小魚・小松菜などをしっかりと摂取
- ビタミンD:鮭・しらす・日光浴でカルシウム吸収を促進
- たんぱく質:肉・魚・卵・豆類で筋力を維持
- 適度な運動:ウォーキングや軽い筋トレで骨に刺激を与える
- 禁煙・節酒:骨の健康を守るために大切
★ 骨折を防ぐための工夫
- 室内の段差をなくす
- 滑りにくい靴を履く
- 明るい照明で転倒を予防
骨を守ることは、これからの生活の質を守ることにつながります。
ぜひこの機会に、骨密度検査や日々の生活習慣を見直してみてください。 (薬局)

当院の骨密度測定装置

