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インフルエンザの流行時期になるとワクチンを接種される方も増えてきます。
そこで今回はインフルエンザワクチンに関する大切な3つのポイントをご紹介します。
1つは予防効果が期待できるまで接種後2週間程度かかること。
つまり接種してすぐに効果が現れるわけではありませんので、接種するタイミングによっては予防効果が十分でない可能性があります。
2つめは感染を完全に予防するものではないこと。
高齢者では34~55%の発症を阻止する事が報告されています。つまりワクチンを接種しても完全に感染を予防するものではありません。
3つめはインフルエンザワクチンの最大の利点は重症化の予防だということ。
実際に高齢者の82%の死亡を阻止する効果があるとされています。
4つ目は効果の持続期間です。ワクチンの効果はおよそ5か月程度持続するとされています。そのため、毎年シーズン前の接種が推奨されます。流行のピークに合わせて、適切な時期に接種することが重要です。
以上のことから、インフルエンザワクチンは完全に感染を予防するわけではありませんが、それでも発症予防効果があること。そして何より重症化の予防に関しては非常に有用になります。また接種する際には効果が出るまでの期間を考慮し本格的な流行の前の接種を行いましょう。
高原病院もインフルエンザワクチンの接種を行っています。
料金は以下の通りです。
〇西諸圏域(高原町・小林市・えびの市)の高齢者予防接種:1500円
〇一般予防接種:3500円
詳しくは窓口・外来看護師までご相談ください。