血液検査のとき、なぜ何本も採血するの?

検査室

 「どうして血液検査では何本も採血するのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?これは、検査の種類ごとに使用する採血管(スピッツ)が異なるためです。それぞれの採血管には、検査内容に応じて血液が固まるのを防ぐ薬や、逆に固まりやすくする薬などがあらかじめ入っており、正確な検査結果を得るために複数本に分けて採血する必要があります。

 当院では主に以下の採血管を使用しています。

  • 桃色:生化学・免疫検査
    (肝機能・腎機能、感染症、腫瘍マーカーなど)
  • 紫色:血算
    (赤血球・白血球・血小板などの数)
  • 灰色:HbA1c
    (過去1〜2か月の血糖状態)

 採血量は1本あたり2〜10ml程度で、通常は3〜4本(合計10〜20mlほど)です。これは大さじ1〜2杯程度の量であり、健康への影響はほとんどありませんのでご安心ください。

 また、同じ種類の採血管を2本使用することもあります。これは検査項目が多い場合や、より詳しい検査のために外部の専門機関へ依頼する場合があるためです。検査内容によっては、4〜6本以上になることもあります。

 さらに、検査の精度を保ち、迅速かつ正確に結果を出すために、分析する機器ごとに血液を分けて採取する必要があることも理由の一つです。

 少しでも安心して検査を受けていただけるよう、ご理解いただければ幸いです。

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