薬の解説③

薬局

今回は、病院で処方される風邪薬市販の風邪薬の違いについてご紹介します。

病院の薬と市販薬の大きな違い

両者の違いを一言で表すと、次のようになります。

〇 病院の風邪薬
→ 出ている症状に合わせて、必要な薬を個別に処方します。

〇 市販の風邪薬
→ 風邪によるさまざまな症状を、1つの薬でまとめて抑えるように作られています。

例えば「発熱」と「咳」が同時に出ている場合、病院では「解熱剤」と「咳止め」をそれぞれ分けて処方されることが一般的です。
 一方、市販の風邪薬では「熱にも咳にも効く成分」が1つの薬の中にまとめて配合されています。

このように1つで済む市販薬は便利に感じられますが、その反面、注意していただきたい点もあります。

市販の風邪薬の注意点

市販の風邪薬は、多くの症状に対応するため、複数の成分が配合されています。

そのため、現在の症状によっては「必ずしも必要ではない成分」まで一緒に服用してしまうことがあります。

市販の風邪薬で特に注意したい成分

ここでは、市販の風邪薬によく含まれる成分のうち、注意が必要なものを紹介します。

〇 解熱鎮痛薬(イブプロフェン、ロキソプロフェンなど)

胃や十二指腸に潰瘍のある方、肝臓や腎臓の病気がある方では使用できない場合があります。

また、高血圧の方では注意が必要な製品もあります。

病院で処方されている痛み止めと成分が重なることもあるため、併用には注意が必要です。

〇 抗ヒスタミン薬(ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミンなど)

眠気が出やすい成分のため、服用後は車の運転ができません。睡眠薬を服用している場合は、眠気が強く出ることがあります。また、前立腺肥大症や緑内障のある方では使用できないことがあります。

〇 交感神経刺激薬(メチルエフェドリン、プソイドエフェドリンなど)

血圧や血糖値、甲状腺の働きに影響することがあるため、これらの持病がある方は慎重な使用が必要です。

迷ったときは、必ず相談を

市販の風邪薬には、今回ご紹介した以外にも注意が必要な成分が含まれている場合があります。

・持病がある方
・他に薬を飲んでいる方
・眠気が出ると困る方

このような場合は、購入前に薬剤師や登録販売者へ相談するようにしましょう。

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