夏場の湿布使用にご注意を!!
湿布を使用する際、とくに夏場には注意が必要です。
その注意点とは、「湿布を貼った部位を日光に当てない」ことです。
◆ なぜ日光に当ててはいけないの?
湿布に含まれる成分が紫外線と反応することで、かぶれや水ぶくれといった強い炎症を引き起こすことがあります。これは「光線過敏症」と呼ばれる症状です。
このリスクは季節を問わずありますが、夏場は半袖や短パンなど皮膚の露出が増えるため、特に注意が必要です。
◆ 剥がした後も油断は禁物
たとえば「モーラス(成分:ケトプロフェン)」といった湿布薬では、剥がした後も約4週間は光線過敏症のリスクが続くとされています。
→つまり、湿布を貼っていなくても、その部位は引き続き紫外線対策が必要ということです。
◆ 光線過敏症の予防法
以下の対策をぜひ行いましょう!!
- 湿布を貼った部位は、衣類やサポーターでしっかり覆う
- 医師に相談し、光線過敏症を起こしにくい湿布を処方してもらう
光線過敏症を起こしにくい湿布の例
- 処方薬:MS冷湿布、ロキソニンテープなど
- 市販薬:サロンパス、サロンパスAなど
湿布は正しく使用すれば痛みを和らげる強い味方です。
特に夏場は、日光との付き合い方にも注意して、安全に使いましょう。