検査室
外来で採血を受けた際に、「検査結果が出るまで40分〜50分ほどかかります」とお伝えすることがあるかと思います。
この時間には、検査そのものにかかる時間だけでなく、さまざまな工程が含まれています。
特に血液検査の中でも、生化学検査は結果が出るまでに時間がかかる検査です。
その流れを簡単にご紹介いたします。
生化学検査の主な流れ
- 採血後、血液が固まるまでの時間(約10分)
個人差はありますが、まず血液が自然に固まるのを待ちます。 - 遠心分離などの前処理(約10分)
検査機器で測定できる状態に整える処理を行います。 - 測定・分析(約15〜20分)
検体の状態を確認し、機器で項目ごとに測定します。 - 結果の確認と報告(数分)
出力されたデータを確認し、外来に提出します。
このような工程を経るため、全体で40〜50分ほどかかることがあります。さらに、検査項目が多い場合や、異常値が出た場合の再検査、機器の確認作業が必要になるケースでは、よりお時間をいただくこともあります。
また、一度に複数の患者さまの検査を並行して進めておりますので、検査室内の状況により前後することもあります。
皆さまに正確で安心な検査結果をお届けするために、ひとつひとつ丁寧に確認を行っております。
ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。