8月に入り、暑さが一段と厳しくなってきました。高温多湿なこの時期は、熱中症や蜂刺されによる体調不良が増える季節です。ご自身やご家族の健康を守るため、正しい知識と対策を知っておきましょう。
■ 熱中症とは?
熱中症は、高温環境で体温調節がうまくできず、体内に熱がたまってしまうことで起こります。重症化すると、意識障害や命にかかわることもあります。
【こんな症状に注意】
- めまい、立ちくらみ
- 頭痛、吐き気
- 異常な汗、または汗が出ない
- 体のだるさ、集中力の低下
- 意識がもうろうとする
【予防のポイント】
- こまめに水分・塩分を補給する
- 無理をせず、こまめに休憩をとる
- 日中の外出はできるだけ避け、涼しい服装を心がける
- エアコンや扇風機を上手に使う
特に高齢者や子どもは熱中症にかかりやすいので、周囲の方が気を配ることも大切です。
■ 蜂刺されにも要注意!
夏は蜂の活動が活発になる時期です。草むらや木陰、家庭菜園などで知らないうちに蜂に刺されることがあります。
【刺されたときの対応】
- すぐに安全な場所へ移動する
- 針が残っていれば、そっと取り除く
- 流水で洗い流し、冷やす
- 腫れや痛みが強いときは速やかに医療機関へ
【アナフィラキシーに注意!】
過去に蜂に刺されたことがある方は、アナフィラキシーショック(急激なアレルギー反応)を起こす可能性があります。刺された後すぐに、
- 息苦しさ
- 全身のじんましん
- 血圧低下
- 意識混濁
などの症状がある場合は、すぐに救急車を呼んでください。
■ 気になる症状があるときはご相談ください
当院では、熱中症や蜂刺されによる症状の診察を行っています。ご自身で「大丈夫」と思っていても、症状が進行していることもありますので、無理をせず早めに受診してください。
皆さまが安全に夏を乗り切れるよう、体調管理には十分お気をつけください。
ご不安なことがあれば、いつでも当院までご相談ください。
※受診の際は、マスク着用と手指の消毒をお願いします。
最近は新型コロナウイルスの感染も再び増加傾向にありますので、ご協力をお願いいたします。
外来