「基本接遇の実践〜患者様に寄り添う医療接遇〜」

~全職員で学び直す“医療の原点”~

2025年7月8日(月)から10日(水)までの3日間にわたり、院内にて「基本接遇の実践〜患者様に寄り添う医療接遇〜」をテーマとした接遇研修が開催されました。今回の研修では、ニチイ学館 医療事務講師の上水流 彩子(かみづる あやこ)先生をお迎えし、医療現場における接遇の基本と実践について、丁寧で具体的なご指導をいただきました。

上水流先生は医療機関での接遇研修を多数手がけられており、講義では「患者様は“大きな不安を抱えて”病院を訪れる」という前提をもとに、患者様の立場に立ったコミュニケーションの大切さを何度も強調されました。

研修内容は、言葉遣い、表情、身だしなみ、立ち居振る舞いといった基本の確認から始まり、正しい言葉遣いについてはクイズ形式を取り入れながら、楽しみつつもしっかりと理解を深めることができました。日常業務の中で使いがちな言い回しや敬語の使い分けについても、実例をもとに丁寧な解説があり、参加者からは「普段何気なく使っている言葉が、患者様にはどう伝わっているか考えるきっかけになった」との声が多く聞かれました。

また、医療スタッフとしてだけでなく、一人の社会人としての接遇マナーについても触れられ、「挨拶は一番最初の医療行為」「声のトーンひとつで患者様の安心感は大きく変わる」など、日常業務に直結する具体的なアドバイスが数多く紹介されました。

参加した職員からは、「普段当たり前に行っていることでも、見直すことで改善の余地があると気づけた」「“心を込める”とはどういうことか、改めて学ぶことができた」など、多くの前向きな感想が寄せられました。

当院では今後もこうした研修の機会を通じて、患者様に安心と信頼を感じていただける医療サービスの提供を目指してまいります。全職員が“思いやりの心”を持って行動できるよう、日々の業務に取り組んでいきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です